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【発売前の書籍です】 有機土木ライブラリー 1『コモンズの新たな地平──安房大神宮の森から』 高田宏臣・小倉沙央里[著]
¥2,200
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★2025年11月下旬刊行予定★ ★11月より予約販売開始予定★ ★地球守・有機土木協会 会員向けの販売があります★ A4判(横組)・並製・56頁 ISBN 978-4-904702-93-2 C2051 本体価格2,000円+税 発行:地球守・有機土木協会 発売:羽鳥書店 印刷・製本 大日本法令印刷 本文デザイン:羽鳥書店 表紙デザイン:村上亜沙美 *日英併記、オールカラー、図版40点 ▼概要 一般社団法人地球守・有機土木協会が発行するシリーズ「有機土木ライブラリー」の第1弾。2025年6月に、代表理事・高田宏臣と、協会のフェローであり世界の伝統知の研究者である小倉沙央里(マサチューセッツ大学アマースト校ポスドク研究員)が共同発表した国際コモンズ学会カンファレンスでの報告を書籍化したもの。房総半島最南端の「安房大神宮の森」をもとに、地域の環境上の要となる場所がどのように守られ、これからどのように守りつないでいく必要があるかを説き、土中環境の視点と有機土木の技と知恵を紹介する。 ▼目次 はじめに 安房大神宮の森──先祖代々受け継がれてきた神聖な場所 太平洋に面した半島先端──人びとや文化の交流地点 土地の豊かさをもたらす海と森──暖流と寒流が交わる地 山の中の巨石「磐座」──豊かな山や森を護る御神体 先人たちが守り育ててきた水の源、いのちの源としての大神宮の森──山の上に水源をつくる智恵 現代の土木と先人たちのかつての土木──土地を潤し、いのちを養う水への視点の違いから 伝統技術に基づいた有機土木──自然の素材(有機物)を利用する 有機土木の実践──かつての視点を現代の土木に活かしてゆく 大神宮の森から学ぶ古の技──コモンズを再生し未来へ渡す あとがき ▼著者紹介 高田宏臣(たかだ ひろおみ) 1969年生まれ。株式会社高田造園設計事務所代表取締役、一般社団法人地球守・有機土木協会代表理事。東京農工大学農学部林学科卒業。国内外での造園・土木設計施工ののち、現在は土中環境の健全化、水と空気の健全な循環の視点から住宅地、里山、奥山、保安林などの環境改善と再生の手法を提案、指導する。大地の通気浸透性に配慮した伝統的な暮らしの知恵や土木造作の意義を広める活動を各地で行っている。著書に、『これからの雑木の庭』、『土中環境──忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技』、『よく分かる土中環境』など。 小倉沙央里 (おぐら さおり) 米マサチューセッツ大学アマースト校のNSF Center for Braiding Indigenous Knowledges and Scienceにおいてポスドク研究員、及び、東北大学 統合日本学センター客員助教。学習院⼤学法学部卒業。米レズリー⼤学⼤学院、カリフォルニア⼤学バークレー校環境デザイン⼤学院終了(修⼠)。ブリティッシュ・コロンビア⼤学(カナダ)にて博⼠号取得。ニコンサロン写真選にて三⽊淳賞奨励賞受賞(2017年)。 2011年より、自然と共生した伝統的な知恵を世界各地の先住民や地域の人々から学ぶ。研究者として、伝統知を次世代につなぐ活動を行うと共に、アートを通して研究からの学びを広く共有し、対話の場を創出している。また、2023年に世界各地で在来作物の種と知恵を守っている人々を繋ぐプロジェクト、Growing Millet Together! を立ち上げ、伝統知と雑穀栽培を未来に繋ぐ活動を行っている。 ▼発行元 一般社団法人 地球守・有機土木協会 https://organiccivilengineering.org/ 2022年設立。代表理事・高田宏臣。有機土木とは、土地環境を傷めずに安定させてきた、伝統的な民間土木の知恵を継承し、自然の自律的な働きと調和するインフラを構築する視点と工法。現代土木の抱えている多くの問題を解決する工法として、社会への周知、職業としての確立、普及・啓発を目指す団体。 ▼関連書籍 安房大神宮の森コモンプロジェクト[編]『大神宮の森へ 1 』2025秋冬 https://www.hatorishoten.co.jp/items/122333650
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【発売前の書籍です】 『大神宮の森へ 1 』 安房大神宮の森コモンプロジェクト[編]
¥2,750
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★2025年12月上旬刊行予定★ ★11月より予約販売開始予定★ 土地に根ざした暮らしのための雑誌 [2025年秋冬]創刊第1号(年2回発行) A5判(縦組)・並製・176頁 ISBN 978-4-904702-94-9 C0051 本体価格2,500円+税 印刷・製本 大日本法令印刷 ブックデザイン:村上亜沙美 *本体価格の内1,000円は安房大神宮の森コモンプロジェクトの活動支援に充てられます。 ▼概要 房総半島最南端にある55haの「安房大神宮の森」を整備し再生する活動を紹介しながら、古の人の営みの知恵を知り、森や海、土や木や水とともに生きる楽しさと面白さを発掘する。さまざまな分野の執筆者による寄稿も収録し、幅広くテーマを展開。 一般社団法人地球守・有機土木協会(代表理事・高田宏臣)の広報誌も兼ね、地域の環境上の要となる場所(コモンズ)の守り方や、継いでいくために大事な「土中環境」の視点と、具体的な方法である「有機土木」も紹介する。 ▼目次 安房大神宮の森へ [安房大神宮の森コモンプロジェクトの歩み1] 房総半島最南端の森──整備の始動と縄文小屋づくり……高田宏臣 〈大神宮の森〉と安房大神宮の森コモンプロジェクト……中村桂子(生命誌研究) 小川誠さんの「稲の多年草化栽培」……高田宏臣 安房の歴史と〈大神宮の森〉……愛沢伸雄(NPO法人安房文化遺産フォーラム共同代表) 館山まるごと博物館──逆さ地図の視点で地域を見てみよう ……池田恵美子(NPO法人安房文化遺産フォーラム共同代表) 焚き火をかこんで コモンズは人間だけがメンバーではない……中島岳志(政治学) [ことばの森1]こんもり……佐藤良明(翻訳家・エッセイスト) 風景から人へ、人から風景へ……小森はるか(映像作家) 想像力……鴻池朋子(アーティスト) 生きものとしての土木 長崎県の高速道路計画における「土中環境」調査……高田宏臣 土中環境の視点から見た「土葬」……高田宏臣 うんこも死体も土に還そう──有機物を循環させる ……伊沢正名(糞土師)×高田宏臣 書を捨てよ森にゆこう マザーツリーから海ガメまで 半島の海街から アルカディアに住む……込山敏郎(サンドカフェ店主) [房州に根ざして枝葉を伸ばす1] 「きすがうら」のこと──小泉丹と滴水居……前田宣明(北条文庫店主) *他、コラムも収録 ▼編者紹介 安房大神宮の森コモンプロジェクト 房総半島最南端に位置する55haの「安房大神宮の森」を整備し再生する活動を進めるプロジェクト(2024年発足)。森をコモンズ(共有財産)として未来につないでいくことを目的としている。土中環境の視点から自然を傷めない伝統的な工法を使う「有機土木」を提唱し実践する高田宏臣(一般社団法人地球守・有機土木協会代表理事)が主宰をつとめ、協会や高田造園設計事務所のスタッフをはじめ、地域の内外から多くの協力者が参加し、推進している。サポーターの一員である羽鳥書店編集部の矢吹有鼓が雑誌編集人を担当。 ▼緒言より 「安房(あわ)大神宮の森」は、もともとは安房国一の宮である安房神社の御神域です。千葉県の房総半島最南端に位置するこの森は、地域の大切な水源であり、川や海に至る豊かさの源であり、安房神社に関係する方々を起源として、子孫代々が暮らし、守ってきた山域でした。近年は人の手が入らず台風で荒れたままの状態でしたが、数千年にわたる営みは、山中に埋もれた古道や水路堀や田畑の痕跡、土葬墓跡などから推しはかることができます。 豊かな命の営みを支え続けてきた大神宮の森を開発から守るために、私は仲間と共に融資を受け、2023年末、55ヘクタールの広大な土地を購入することになりました。しかしこの土地を「自分たちのものとして所有する」という考えは全くありません。「いっときだけ預かり、育み、そして未来に手渡す」ために、土地取得と同時に「安房大神宮の森コモンプロジェクト」を立ち上げました。(…) ──「有機土木と「安房大神宮の森コモンプロジェクト」」(高田宏臣/一般社団法人 地球守・有機土木協会代表理事)より (…)本誌では、安房大神宮の森の整備活動のことや古の暮らしや技の発見、森の未来像を長期的に紹介しながら(「安房大神宮の森へ」)、「土中環境」の視点と「有機土木」の活動、そこから広がる多様なテーマを継続的にお伝えしていきます(「生きものとしての土木」)。また、房総半島南端の人々の声をもっと聞いてみたい(「半島の海街から」)、土と木の豊かな世界はこれまでどのように表現されてきたのだろうか(「書を捨てよ森へゆこう」)、「森」を介せば分野や地域もこえてどんな人や場所ともつながれる(「焚き火をかこんで」)、といったように構想は膨らみ、5つの章からなる構成となりました。 森や川や海、土や木や水、その土地に根ざして暮らす人、生きものすべてについて、楽しく語り合える書物になるよう、森の整備の歩みと一緒にじっくりと実現していきます。 ──「土地に根ざした暮らしのために」(矢吹有鼓/『大神宮の森へ』編集人)より ▼関連書籍 有機土木ライブラリー 1 『コモンズの新たな地平──安房大神宮の森から』 https://www.hatorishoten.co.jp/items/122335317
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【発売前の書籍です】 『大神宮の森へ 1 』+ 有機土木ライブラリー 1 『コモンズの新たな地平──安房大神宮の森から』セット
¥4,950
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★11月より予約販売開始予定★ 創刊2冊をセットでご購入いただけます。 『大神宮の森へ 1 』 https://www.hatorishoten.co.jp/items/122333650 有機土木ライブラリー 1 『コモンズの新たな地平──安房大神宮の森から』 https://www.hatorishoten.co.jp/items/122335317
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