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鴻池朋子『メディシン・インフラ・マップ』(委託販売品)
¥1,650
★青森県立美術館で2024年7月13日~9月29日に行われた「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」カタログ。 本体価格1,500円+税 仕様:両面フルカラー印刷、16折加工 サイズ:w985 x h600 mm(広げたサイズ) w110 x h224mm(折りたたんだサイズ) 編集:鴻池朋子 執筆:鴻池朋子、奥脇嵩大(青森県立美術館学芸員) デザイン:小川順子 発行:青森県立美術館(鴻池朋子展実行委員会)2024年9月30日 ▶︎概要 「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」の記録であり、同時進行して美術館外部、東北を中心に各地で展開中の鴻池のプロジェクトの数々を、ポケットサイズにドキュメントとしてまとめたもの。アートを通して同時代を生きのび、旅する人々のための地図であり、新たな記録の持ち方として提案された、軽く折りたたまれた美術館の記憶装置。 文章、図版多数収録。ある程度の耐水仕様。 (青森県立美術館ミュージアムショップの紹介文より一部引用) ▶︎鴻池朋子展 メディシン・インフラ https://www.aomori-museum.jp/schedule/13464/
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乾緑郎『ドライドックNo.8 乾船渠八號』(戯曲集)
¥2,420
★水族館劇場 花園神社公演(4/10–19)は中止となりました。 四六判 並製 248頁 本体価格2,200円+税 ISBN 978-4-904702-81-9 C0074 2020年4月中旬刊行 装幀:近藤ちはる ▶︎概要 「機巧のイヴ」シリーズなどで新たなSF伝奇小説を開拓する小説家・乾緑郎、初の戯曲集。野外に巨大な仮設劇場を建てる芝居集団〈水族館劇場〉の新宿花園神社公演(2020年4月10日〜19日)のために書下ろされた新作「ドライドックNo.8 乾船渠八號」に、劇作家協会新人戯曲賞最終候補作「ソリテュード」を併録。 有人砲弾、月へ! 造船と紡績でにぎわう架空都市「横濱」。ヴェルヌの「月世界旅行」が史実として持てはやされる港町で、月へ向け、有人砲弾の打ち上げ計画がはじまった。 横濱に建設された巨大なドックに、カンカン虫と呼ばれる下層労働者が船の錆落としのために打ちおろす槌(ハンマー)の音が鳴り響く。月世界旅行にあこがれる少年ワタルと糸繰り工女の虹子。持たざる者たちは、カイウサギの投機ブームに翻弄されながら、陰謀うずまく国家事業にのみこまれてゆく。 ▶︎収録作品 「ドライドックNo.8 乾船渠八號」 「ソリテュード」 ▶︎著者プロフィール 乾 緑郎(いぬい ろくろう) 1971年、東京生まれ。小説家・劇作家。2010年『完全なる首長竜の日』(宝島社)で第9回「このミステリーがすごい!大賞」を、『忍び外伝』(朝日新聞出版)で第2回朝日時代小説大賞を受賞しデビュー。2013年『忍び秘伝(文庫化タイトル:塞ノ巫女)』で第15回大藪春彦賞候補。近年は作品の英訳版が発売され、中国のSF雑誌にも掲載されるなど、海外での評価も高い。『機巧のイヴ』シリーズ(新潮社)、『見返り検校』(新潮社)『僕たちのアラル』(KADOKAWA)、『ツキノネ』(祥伝社)、『ねなしぐさ 平賀源内の殺人』(宝島社)など、著書多数。 ▶︎水族館劇場 2020年 新宿花園神社公演 「乾船渠八號 DRY DOCK NO.8」 作 乾緑郎 演出 桃山邑 2020年4月10日〜19日(10日間連続公演)19時より 会場:新宿 花園神社 境内特設野外舞台 http://suizokukangekijou.com/information/
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姜信子『はじまりはじまりはじまり』
¥2,640
四六判 上製 80頁(オールカラー) 本体価格 2,400円+税 ISBN 978-4-904702-55-0 C0095 2015年9月刊行 ブックデザイン 大西隆介(direction Q) *刊行記念 原画展示&トークイベント 2015年9月1日(火)~9月10日(木) トークイベント 9/9(水) 19:00~ 出演:姜信子 司会:跡上史郎 ゲスト:渡部八太夫 熊本 橙書店 http://www.zakkacafe-orange.com/top/ 2015年9月22日(火・祝)~10/3(土) オープニングパーティー 9/22(火・祝) 18:00~ トークイベント 10/2(金) 19:00~ 出演: 姜信子 ゲスト: 山福朱実、屋敷妙子、早川純子、塩川いづみ 東京築地 ふげん社 http://fugensha.jp/ ▼書評・記事 『東京新聞』夕刊 2015年10月24日 「神話を思わせる三つの物語が、美しい挿絵とともに収録されている。中の一作「うたのはじまり」には、ある詩と、その制作にまつわるエピソードが盛り込まれた。詩は3・11後に開かれた「足りない活字のためのことば展」に著者が寄せたもの。被災した印刷工場の床に散らばり廃棄されそうになっていた「文字の足りない活字」を使って作った。詩の成り立ちが、物語の中の神話と結び付く。」 ▼概要 〈はじまり〉を生きる者たちの歌 済州島から、サハリン、台湾、八重山へ── 路傍の声に耳傾け、旅人がめぐる3つの〈はじまり〉 姜信子が書下し、4人の画家が描く〈はじまり〉の物語 [画]山福朱実、屋敷妙子、早川純子、塩川いづみ 「あいのはじまり」 石が語る神話ソルムンデハルマン 「うたのはじまり」 文字をなくしたウイルタとブヌンの民 「たびのはじまり」 永遠の旅人まゆんがなし ▼プロフィール 姜信子(きょう のぶこ) 1961年横浜市生まれ。詩人・作家。86年、「ごく普通の在日韓国人」でノンフィクション朝日ジャーナル賞受賞。主著に『かたつむりの歩き方』『私の越境レッスン』『うたのおくりもの』(以上、朝日新聞社)、『日韓音楽ノート』『ノレ・ノスタルギーヤ』『ナミイ! 八重山のおばあの歌物語』『イリオモテ』(以上、岩波書店)、『棄郷ノート』(作品社)、『安住しない私たちの文化』(晶文社)、『今日、私は出発する ハンセン病と結び合う旅・異郷の生』(解放出版社)、『はじまれ 犀の角問わず語り』(サウダージ・ブックス+港の人)ほか。翻訳に李清俊『あなたたちの天国』(みすず書房)、共著に『追放の高麗人』(アン・ビクトルと、石風社)、『旅する対話』(ザーラ・イマーエウと、春風社)、編集に『死ぬふりだけでやめとけや 谺雄二詩文集』(みすず書房)等。近著に『生きとし生ける空白の物語』(港の人)、『声 千年先に届くほどに』(ぷねうま舎)。路傍の声に耳傾けて読む書く歌う旅をする日々。
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工藤庸子[訳・解説]『いま読むペロー「昔話」』
¥2,200
SOLD OUT
B6判 上製 218頁 本体価格 2,000円+税 ISBN 978-4-904702-42-0 C0097 2013年10月刊行 装画 鴻池朋子 ブックデザイン 小川順子 印刷 精興社 製本 牧製本印刷 *刊行記念トークイベント (終了しました) 工藤庸子(仏文学者)×鴻池朋子(現代アーティスト)トークショー 「ペロー『昔話』:太古の夢想の森へ」 [日時]2013年11月22日(金) 19:00~21:00(18:30開場) [会場]エスパス・ビブリオ ▼書評・記事 『朝日新聞』2014年1月12日書評 「童話にあるようなモラルがここにはない。読む者は「突き放される」。しかし、このように突き放されるところに「文学のふるさと」があるのだ、という。/以来、私はペローの昔話が気になりいつか調べてみようと思っていたが、その機会がなかった。新訳と詳細な解説が付された本書は、そのような疑問に答えてくれるものであった」(評・柄谷行人) http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014011400003.html ▼概要 文芸サロンで解き放たれる太古の夢想── 赤ずきんに「赤い」頭巾をかぶせ、猫に「長靴」をはかせた、17世紀フランスの宮廷作家シャルル・ペローとは何者か? 世界中で読み継がれてきたペローの『昔話』は、もともと大人向けの読み物として貴族の文芸サロンで誕生した。民間伝承と宮廷文化との出会いから生まれた物語の背景をふまえ仏文学者・工藤庸子が新たに訳す。充実の解説付。 [目次] マドモワゼルに捧ぐ 眠れる森の美女 赤頭巾 青ひげ 猫の大将 または長靴をはいた猫 仙女たち サンドリヨン または小さなガラスの靴 巻き毛のリケ 親指小僧 訳者解説 ペロー『昔話』と三つの謎 訳者あとがき ▼訳者プロフィール 工藤庸子(くどう ようこ) 1944年生まれ。東京大学名誉教授。専門はフランス文学、ヨーロッパ地域文化研究。 [主な著書] 『プルーストからコレットへ──いかにして風俗小説を読むか』(中公新書、1991年) 『小説というオブリガート──ミラン・クンデラを読む』(東京大学出版会、1996年) 『恋愛小説のレトリック──『ボヴァリー夫人』を読む』(東京大学出版会、1998年) 『フランス恋愛小説論』(岩波新書、1998年) 『ヨーロッパ文明批判序説──植民地・共和国・オリエンタリズム』(東京大学出版会、2003年) 『宗教vs.国家──フランス〈政教分離〉と市民の誕生』(講談社現代新書、2007年) 『近代ヨーロッパ宗教文化論──姦通小説・ナポレオン法典・政教分離』(東京大学出版会、2013年) 『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ──フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母』(東京大学出版会、2016年) 『論集 蓮實重彦』(編著、羽鳥書店、2016年) [主な訳書] アンリ・トロワイヤ『女帝エカテリーナ』(中央公論社、1980年) フロベール書簡選集『ボヴァリー夫人の手紙』(筑摩書房、1986年) バルガス・リョサ『果てしなき饗宴』(筑摩書房、1988年) コレット『牝猫』(岩波文庫、1988年) ミシェル・フーコー『幻想の図書館』(哲学書房、1991年) ミシェル・ビュトール『ディアベリ変奏曲との対話』(筑摩書房、1996年) プロスペール・メリメ『カルメン』(新書館、1997年) ピエール・ロティ『アジヤデ』(新書館、2000年) コレット『わたしの修業時代』(ちくま文庫、2006年) バルザック『ランジェ公爵夫人』(集英社、2008年) コレット『シェリ』(左右社、2010年) マルグリット・デュラス『ヒロシマ・モナムール』(河出書房新社、2014年)
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小野智美『50とよばれたトキ──飼育員たちとの日々』
¥2,090
四六判 並製 208頁(カラー口絵8頁) 本体価格 1,900円+税 ISBN 978-4-904702-33-8 C0095 2012年5月刊行 ブックデザイン 有山達也+中島美佳(アリヤマデザインストア) 装画・挿画 がんも大二 印刷 精興社 製本 牧製本印刷 ▼書評・記事 佐渡のトキの話題や、トキに関わる取り組み、地域づくりなどを紹介するサイト「佐渡トキの話題」に『50とよばれたトキ』が紹介されました。 http://sado-toki-no-wadai.cocolog-nifty.com/sadozo/2012/07/post-ef40.html 『季刊ritokei(リトケイ)』2016年秋号(NO.18)「島Books & Cluture~Topics 島をより深く味わう1冊」 ▼概要 帽子に救われたトキ 真っ白なおしりから、光る卵がこぼれおちた。 帽子の中へすとん──「うわっ」 新米飼育員がとっさに受けとめた卵から生まれた50は、戦後の佐渡島で人の手によって育てられる五十番目のトキ。50とその家族、佐渡トキ保護センターの人々との、にぎやかでせつない毎日をつづる。 きれい好きで、おくびょうで、きちょうめんで、けなげなトキ。顔は真っ黒から灰色、レモン色、オレンジ色、そして赤色へ。羽は真っ白だったり、灰色に染まったり、朱鷺色に輝いたり。──知られてこなかったトキの多彩な姿を描く [目次] 50とその家族 佐渡トキ保護センターの案内図 佐渡トキ保護センターの紹介 はじめに──帽子で救われた卵 1章 初めての卵 飼育員になる/獣医師に会う/握手をかわす/弟子と師匠/キンに会う/卵を助ける 2章 名のない子 呼吸する卵/卵が動いた/さかごの卵/ヒナの誕生/えさを作る/失敗をこえて 3章 巣立ちの日 洗面器で日光浴/やさしいオス/ヒナたちの成長/ホオアカトキの子/八羽で引越し/わが家 4章 50の結婚 ドジョウだいすき/キンの小指/別れの朝/運命のリング/たたかう親/お見合いの日 5章 母になる日 こだわりの巣作り/初めての子育て/川の字/危機一髪/ストレス/ヒナの骨折 6章 共に歩んだ きずな/卵の法則/山の訓練所/冬の事故/大事な子/娘の旅立ち おわりに──飛ばせない飼育員 解説 保護の歴史/里のくらし/道拓いた人/導いたトキ/えさの開発 あとがき 登場人物の紹介 ▼プロフィール 小野 智美(おの さとみ) 朝日新聞記者。1965年名古屋市生まれ。88年、早稲田大学第一文学部を卒業後、朝日新聞社に入社。静岡支局、長野支局、政治部、アエラ編集部などを経て、2005年に新潟総局、07年に佐渡支局。08年から東京本社。09年9月に人事セクション採用担当課長。2011年9月から仙台総局。宮城県女川町などを担当。東松島市在住。 装画・挿画 がんも大二(がんも だいに) http://ganmodaini.com/website/ganmodaini.html 愛知県生まれ。絵本 『パトさん』(羽鳥書店、2011年)
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がんも大二『パトさん』
¥1,650
A5判変型 並製 34頁 本体価格 1,500円+税 ISBN 978-4-904702-25-3 C0071 2011年6月刊行 ブックデザイン 原研哉+中村晋平 印刷 サンエムカラー 製本 新日本製本 ▼ブログ等での紹介 心斎橋アセンス アセンス日記 「ツボにはまった!! 『パトさん』」http://boooook.exblog.jp/15626769/ What's up, Luke http://luke.jugem.jp/?day=20110713 ▼概要 ささやかな日々の、なんと豊かなことか。 29の絵と27の言葉でつなぐ、パトさんの人生。 ▼プロフィール がんも大二(がんも だいに) 愛知県生まれ。「パトさん」で第11回ピンポイント絵本コンペ優秀賞。 公式HP http://ganmodaini.com/website/ganmodaini.html ▼関連書籍 小野智美『50とよばれたトキ──飼育員たちとの日々』 装画・挿画 がんも大二 『石巻だより 通巻1-12号』 イラスト がんも大二
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鴻池朋子『焚書 World of Wonder』
¥4,180
A4判変型 上製 48頁 本体価格 3,800円+税 ISBN 978-4-904702-20-8 C1071 2011年4月刊行 ブックデザイン 大西隆介(direction Q) 印刷 サンエムカラー 製本 新日本製本 ▼概要 すばらしいせかい 「インタートラベラー」の壮大な世界観で話題を呼んだアーティスト鴻池朋子の絵本。何十億年の時を駆け、想像力をめぐる旅がはじまる──World of Wonder すばらしいせかい。鴻池朋子が本と遊びぬいた、本の絵本。生命のうねりを描くドローイングの鼓動を伝える。 ▼関連書籍 鴻池朋子『インタートラベラー 死者と遊ぶ人』 鴻池朋子『根源的暴力』 鴻池朋子『どうぶつのことば──根源的暴力をこえて』 工藤庸子[訳・解説]『いま読むペロー「昔話」』 ▼プロフィール 鴻池朋子(こうのいけ ともこ) 秋田県生まれ、東京在住。1985年東京藝術大学日本画専攻卒業。絵画、彫刻、アニメーション、絵本、ゲームなどの手法を駆使して、現代の神話を壮大なインスタレーションで表現する美術家。森や街といった人間を取り巻くあらゆる環境のなかで作品を生みだし、独自の地図をつかって作品の中枢にある「遊び」へと観客を巻き込むなど、他に類を見ない創作活動は国内外で高い評価を得ている。主な個展に2006年「第0章」大原美術館、2009年「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」東京オペラシティアートギャラリー(霧島アートの森巡回)他多数。書籍は絵本『みみお』(青幻舎)、『インタートラベラー 死者と遊ぶ人』(羽鳥書店)他。
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