
シリーズ「有機土木ライブラリー」2025年11月創刊
雑誌 『大神宮の森へ』 2025年12月創刊
このたび羽鳥書店では、雑誌『大神宮の森へ』を創刊し、シリーズ「有機土木ライブラリー」を発売します。
全国の書店からご注文いただけます。
以下の2つは羽鳥書店Webのみの取り扱いです。
■有機土木ライブラリーは、一般販売と協会会員向けの販売ページがあります。
■創刊2冊をセット販売しています【送料無料】。
『大神宮の森へ』は羽鳥書店の企画・編集により、安房大神宮の森コモンプロジェクト[編]とし、広く一般に向けた雑誌として年に2回発行してまいります。有機土木ライブラリーは一般社団法人地球守・有機土木協会による発行、実用・専門的な書を刊行するシリーズで、羽鳥書店が製作協力し発売を担わせていただきます。いずれも高田宏臣氏(一般社団法人地球守・有機土木協会代表理事、安房大神宮の森コモンプロジェクト主宰)の土中環境の視点と、有機土木の活動が核となっています。
★Instagram公式アカウントで最新情報をお伝えしています。 @daijingu_forest_magazine
刊行記念イベント情報
2025年12月14日(日)15:30〜17:00/北条文庫/参加無料(予約不要)
『大神宮の森へ』創刊号 お披露目先行販売会 & 高田宏臣ミニトークイベント
*トークは16時から30分ほどを予定。店内を会場にした立ち見中心のイベントです。
2025年12月25日(木)19時開演(18時半開場)/ 紀伊國屋ホール(紀伊國屋新宿本店4F)/入場料1,500円
「コモンズと有機土木 安房大神宮の森から等々力渓谷まで」 高田宏臣、中島岳志(政治学)
★キノチケオンラインでチケット販売中
『大神宮の森へ 1』 安房大神宮の森コモンプロジェクト[編]
土地に根ざした暮らしのための雑誌
[2025年秋冬]創刊第1号(年2回発行)
★ 2025年12月中旬刊行予定 ★
有機土木ライブラリー1 『コモンズの新たな地平──安房大神宮の森から』
高田宏臣・小倉沙央里[著]
★ 2025年11月下旬刊行予定 ★

A4判(横組)並製56頁
ISBN 978-4-904702-93-2 C2051
本体2,000円+税
発行:地球守・有機土木協会 発売:羽鳥書店
シリーズ「有機土木ライブラリー」第1弾。2025年6月に、代表理事・高田宏臣と協会のフェローであり世界の伝統知の研究者である小倉沙央里が共同発表した国際コモンズ学会カンファレンス報告を書籍化。平易な語りに英訳を併記。オールカラー、図版40点収録。
有機土木ライブラリー創刊にあたって
一般社団法人 地球守・有機土木協会 代表理事 高田宏臣
私たちが提唱・実践する「有機土木」は、先人たちが世代を重ねて謙虚に自然の一員として積み上げてきた、環境を育みながら大地に手を加えてゆく、その知恵と姿勢に基づく技術と思考の体系化を目指すものであります。
有機土木を多くの方に理解していただき、社会に広めてゆくため、このたび、地球守・有機土木協会にて、出版社羽鳥書店の全面的な賛同と協力のもと、「有機土木ライブラリー」を創刊いたしました。
ライブラリーでは、有機土木の具体的な実践例、調査報告、設計計画事例などを順次取り上げていきます。
普遍的な自然の法則や生きものとしての人のあるべき姿から乖離してしまった現代土木を見直し、伝統的な土木(本来の土木)の技と知恵、その環境上の意味を掘り起こし、現代社会に取り戻してゆく。これらのきっかけとなるよう、一冊一冊、刊行してまいります。
自然環境、その中で命をつないできた人を含めた生きものの世界は、無限の複雑な秩序とバランスで成り立っています。しかし、専門家が長年警鐘を鳴らしつづけてきた今では、多くの人が、後戻りできないまでに人間が短期間で地球を変えてしまったことに気づいているはずです。進歩や改革といった旧来の発想では、問題はもはや解決しません。
人間、そして地球の未来を開くためには、これまでの矛盾多き文明をつくり上げてきた近代社会、現代科学の思い込みを捨てること、自然界での人間上位の発想から脱却し、自然の仕組みやプロセスを活かせる生き方、向き合い方を再確認し、そこから学び直すことが必要です。
有機土木ライブラリーがそれぞれの土地において各々の風土を育み、健康で安心できる環境と温かい社会を取り戻すために役立てられることを目指し、力を尽くします。
一般社団法人地球守・有機土木協会代表理事、株式会社高田造園設計事務所代表取締役。1969年生まれ。東京農工大学農学部林学科卒業。国内外での造園・土木設計施工ののち、現在は土中環境の健全化、水と空気の健全な循環の視点から住宅地、里山、奥山、保安林などの環境改善と再生の手法を提案、指導する。大地の通気浸透性に配慮した伝統的な暮らしの知恵や土木造作の意義を広める活動を各地で行っている。著書に、『これからの雑木の庭』、『土中環境──忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技』、『よく分かる土中環境』など。
一般社団法人 地球守・有機土木協会
2024年設立。代表理事・高田宏臣。有機土木とは、土地環境を傷めずに安定させてきた伝統的な民間土木の知恵を継承し、自然の自律的な働きと調和するインフラを構築する視点と工法。現代土木の抱えている多くの問題を解決する工法として、社会への周知、職業としての確立、普及・啓発を目指す団体。

