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【発売前の書籍です】 『大神宮の森へ 1 』 安房大神宮の森コモンプロジェクト[編]

¥2,750 税込

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★2025年12月上旬刊行予定★
★11月より予約販売開始予定★

土地に根ざした暮らしのための雑誌
[2025年秋冬]創刊第1号(年2回発行)

A5判(縦組)・並製・176頁
ISBN 978-4-904702-94-9 C0051
本体価格2,500円+税
印刷・製本 大日本法令印刷
ブックデザイン:村上亜沙美
*本体価格の内1,000円は安房大神宮の森コモンプロジェクトの活動支援に充てられます。

▼概要
房総半島最南端にある55haの「安房大神宮の森」を整備し再生する活動を紹介しながら、古の人の営みの知恵を知り、森や海、土や木や水とともに生きる楽しさと面白さを発掘する。さまざまな分野の執筆者による寄稿も収録し、幅広くテーマを展開。
一般社団法人地球守・有機土木協会(代表理事・高田宏臣)の広報誌も兼ね、地域の環境上の要となる場所(コモンズ)の守り方や、継いでいくために大事な「土中環境」の視点と、具体的な方法である「有機土木」も紹介する。

▼目次
安房大神宮の森へ
 [安房大神宮の森コモンプロジェクトの歩み1]
 房総半島最南端の森──整備の始動と縄文小屋づくり……高田宏臣
 〈大神宮の森〉と安房大神宮の森コモンプロジェクト……中村桂子(生命誌研究)
 小川誠さんの「稲の多年草化栽培」……高田宏臣
 安房の歴史と〈大神宮の森〉……愛沢伸雄(NPO法人安房文化遺産フォーラム共同代表)
 館山まるごと博物館──逆さ地図の視点で地域を見てみよう
  ……池田恵美子(NPO法人安房文化遺産フォーラム共同代表)

焚き火をかこんで
 コモンズは人間だけがメンバーではない……中島岳志(政治学)
 [ことばの森1]こんもり……佐藤良明(翻訳家・エッセイスト)
 風景から人へ、人から風景へ……小森はるか(映像作家)
 想像力……鴻池朋子(アーティスト)

生きものとしての土木
 長崎県の高速道路計画における「土中環境」調査……高田宏臣
 土中環境の視点から見た「土葬」……高田宏臣
 うんこも死体も土に還そう──有機物を循環させる
  ……伊沢正名(糞土師)×高田宏臣

書を捨てよ森にゆこう
 マザーツリーから海ガメまで

半島の海街から
 アルカディアに住む……込山敏郎(サンドカフェ店主)
 [房州に根ざして枝葉を伸ばす1]
 「きすがうら」のこと──小泉丹と滴水居……前田宣明(北条文庫店主)

*他、コラムも収録

▼編者紹介
安房大神宮の森コモンプロジェクト
房総半島最南端に位置する55haの「安房大神宮の森」を整備し再生する活動を進めるプロジェクト(2024年発足)。森をコモンズ(共有財産)として未来につないでいくことを目的としている。土中環境の視点から自然を傷めない伝統的な工法を使う「有機土木」を提唱し実践する高田宏臣(一般社団法人地球守・有機土木協会代表理事)が主宰をつとめ、協会や高田造園設計事務所のスタッフをはじめ、地域の内外から多くの協力者が参加し、推進している。サポーターの一員である羽鳥書店編集部の矢吹有鼓が雑誌編集人を担当。

▼緒言より
「安房(あわ)大神宮の森」は、もともとは安房国一の宮である安房神社の御神域です。千葉県の房総半島最南端に位置するこの森は、地域の大切な水源であり、川や海に至る豊かさの源であり、安房神社に関係する方々を起源として、子孫代々が暮らし、守ってきた山域でした。近年は人の手が入らず台風で荒れたままの状態でしたが、数千年にわたる営みは、山中に埋もれた古道や水路堀や田畑の痕跡、土葬墓跡などから推しはかることができます。
豊かな命の営みを支え続けてきた大神宮の森を開発から守るために、私は仲間と共に融資を受け、2023年末、55ヘクタールの広大な土地を購入することになりました。しかしこの土地を「自分たちのものとして所有する」という考えは全くありません。「いっときだけ預かり、育み、そして未来に手渡す」ために、土地取得と同時に「安房大神宮の森コモンプロジェクト」を立ち上げました。(…)
──「有機土木と「安房大神宮の森コモンプロジェクト」」(高田宏臣/一般社団法人 地球守・有機土木協会代表理事)より

(…)本誌では、安房大神宮の森の整備活動のことや古の暮らしや技の発見、森の未来像を長期的に紹介しながら(「安房大神宮の森へ」)、「土中環境」の視点と「有機土木」の活動、そこから広がる多様なテーマを継続的にお伝えしていきます(「生きものとしての土木」)。また、房総半島南端の人々の声をもっと聞いてみたい(「半島の海街から」)、土と木の豊かな世界はこれまでどのように表現されてきたのだろうか(「書を捨てよ森へゆこう」)、「森」を介せば分野や地域もこえてどんな人や場所ともつながれる(「焚き火をかこんで」)、といったように構想は膨らみ、5つの章からなる構成となりました。
森や川や海、土や木や水、その土地に根ざして暮らす人、生きものすべてについて、楽しく語り合える書物になるよう、森の整備の歩みと一緒にじっくりと実現していきます。
──「土地に根ざした暮らしのために」(矢吹有鼓/『大神宮の森へ』編集人)より

▼関連書籍
有機土木ライブラリー 1 『コモンズの新たな地平──安房大神宮の森から』
https://www.hatorishoten.co.jp/items/122335317

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