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工藤庸子『女たちの声』

¥2,640 税込

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B6判 上製 200頁
本体価格2,400円+税
ISBN 978-4-904702-77-2 C0095
2019年6月刊行
ブックデザイン:小川順子

▶︎概要
〈言語環境〉に潜む、性差の力学を問う。スタール夫人、ラーエル・ファルンハーゲン、ハンナ・アレント、ボーヴォワール、マルグリット・デュラス、コレット、ヴァージニア・ウルフ──。羽鳥書店HPで連載された「人文学の遠めがね」15編と、書下ろし100枚、「〈声〉と〈書くこと〉をめぐって」を収録。

工藤庸子 字幕監修
映画『コレット』5月17日より全国ロードショー
*コレット『シェリ』『シェリの最後』『牝猫』(岩波文庫、工藤庸子訳)が復刊!
https://colette-movie.jp/

▶︎目次
人文学の遠めがね
  I ベンジャミン・フランクリンの恋文 その一
  II ベンジャミン・フランクリンの恋文 その二(KYのメモ)
  III 二本のネクタイ あるいは男女格差について
  Ⅳ 性差のゆらぎ
  Ⅴ 両性具有──排除的分類ではなく
  VI わたしたちの社会的アイデンティティを剥奪しないでください──選択的夫婦別姓
  VII 女たちの声
  VIII 続・女たちの声──六七年の記憶
  IX 「性愛」と「おっぱい」
  X  元祖は皇帝ナポレオン?
  XI  大江健三郎と女性(一)── contemporaineであるということ
  XII  大江健三郎と女性(二)── 政治少年のéjaculation
  XIII  大江健三郎と女性(三)──「全小説」とfictionとしての「小説家」
  XⅣ 女のエクリチュール
  XⅤ ゼラニウムの微かに淫靡な匂い──続・女のエクリチュール

〈声〉と〈書くこと〉をめぐって──デリダ/スタール夫人/アレント
  何を、どんなふうに語ればよいのか……
〈女のエクリチュール〉とは?──デュラスの方へ
〈エクリチュール〉は女?──デリダの〈尖筆〉とフローベールの手紙
  サロンの会話とスタール夫人の〈声〉──〈公共圏/親密圏〉の二元論に抗して
  (Auto)biography を書く──アレント『ラーエル・ファルンファーゲン』
  アレントの〈言論(スピーチ)〉とは?──『人間の条件』

「あとがき」にかえて

▶︎プロフィール
工藤庸子(くどうようこ)
フランス文学、ヨーロッパ地域文化研究。東京大学名誉教授。著書に、『ヨーロッパ文明批判序説──植民地・共和国・オリエンタリズム』『近代ヨーロッパ宗教文化論──姦通小説・ナポレオン法典・政教分離』『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ──フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母』(いずれも東京大学出版会)、『政治に口出しする女はお嫌いですか?──スタール夫人の言論vs.ナポレオンの独裁』(勁草書房)。訳書に、『いま読むペロー「昔話」』訳・解説(羽鳥書店)、コレット『シェリ』(岩波文庫)。編著に『論集 蓮實重彥』(羽鳥書店)、共著に『〈淫靡さ〉について』(蓮實重彥、羽鳥書店)。他、多数。

▶︎担当者より
http://www.hatorishoten-articles.com/hatoripress-news/6340884

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https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784904702772

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