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工藤庸子[訳・解説]『いま読むペロー「昔話」』

¥2,200 税込

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B6判 上製 218頁
本体価格 2,000円+税
ISBN 978-4-904702-42-0 C0097
2013年10月刊行
装画 鴻池朋子
ブックデザイン 小川順子

印刷 精興社
製本 牧製本印刷

*刊行記念トークイベント  (終了しました)
工藤庸子(仏文学者)×鴻池朋子(現代アーティスト)トークショー
「ペロー『昔話』:太古の夢想の森へ」
[日時]2013年11月22日(金) 19:00~21:00(18:30開場)
[会場]エスパス・ビブリオ

▼書評・記事
『朝日新聞』2014年1月12日書評
「童話にあるようなモラルがここにはない。読む者は「突き放される」。しかし、このように突き放されるところに「文学のふるさと」があるのだ、という。/以来、私はペローの昔話が気になりいつか調べてみようと思っていたが、その機会がなかった。新訳と詳細な解説が付された本書は、そのような疑問に答えてくれるものであった」(評・柄谷行人)
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2014011400003.html
▼概要
文芸サロンで解き放たれる太古の夢想──
赤ずきんに「赤い」頭巾をかぶせ、猫に「長靴」をはかせた、17世紀フランスの宮廷作家シャルル・ペローとは何者か?

世界中で読み継がれてきたペローの『昔話』は、もともと大人向けの読み物として貴族の文芸サロンで誕生した。民間伝承と宮廷文化との出会いから生まれた物語の背景をふまえ仏文学者・工藤庸子が新たに訳す。充実の解説付。

[目次]
マドモワゼルに捧ぐ

眠れる森の美女
赤頭巾
青ひげ
猫の大将 または長靴をはいた猫
仙女たち
サンドリヨン または小さなガラスの靴
巻き毛のリケ
親指小僧

訳者解説 ペロー『昔話』と三つの謎
訳者あとがき

▼訳者プロフィール
工藤庸子(くどう ようこ)
1944年生まれ。東京大学名誉教授。専門はフランス文学、ヨーロッパ地域文化研究。
[主な著書]
『プルーストからコレットへ──いかにして風俗小説を読むか』(中公新書、1991年)
『小説というオブリガート──ミラン・クンデラを読む』(東京大学出版会、1996年)
『恋愛小説のレトリック──『ボヴァリー夫人』を読む』(東京大学出版会、1998年)
『フランス恋愛小説論』(岩波新書、1998年)
『ヨーロッパ文明批判序説──植民地・共和国・オリエンタリズム』(東京大学出版会、2003年)
『宗教vs.国家──フランス〈政教分離〉と市民の誕生』(講談社現代新書、2007年)
『近代ヨーロッパ宗教文化論──姦通小説・ナポレオン法典・政教分離』(東京大学出版会、2013年)
『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ──フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母』(東京大学出版会、2016年)
『論集 蓮實重彦』(編著、羽鳥書店、2016年)
[主な訳書]
アンリ・トロワイヤ『女帝エカテリーナ』(中央公論社、1980年) 
フロベール書簡選集『ボヴァリー夫人の手紙』(筑摩書房、1986年)
バルガス・リョサ『果てしなき饗宴』(筑摩書房、1988年)
コレット『牝猫』(岩波文庫、1988年)
ミシェル・フーコー『幻想の図書館』(哲学書房、1991年)
ミシェル・ビュトール『ディアベリ変奏曲との対話』(筑摩書房、1996年)
プロスペール・メリメ『カルメン』(新書館、1997年)
ピエール・ロティ『アジヤデ』(新書館、2000年)
コレット『わたしの修業時代』(ちくま文庫、2006年) 
バルザック『ランジェ公爵夫人』(集英社、2008年)
コレット『シェリ』(左右社、2010年)
マルグリット・デュラス『ヒロシマ・モナムール』(河出書房新社、2014年)

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