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石田榮『はたらくことは、生きること──昭和30年前後の高知』

¥3,960 税込

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B5判 並製 200頁
本体価格 3,600円+税
ISBN 978-4-904702-62-8 C0072
2016年7月刊行
監修 堀瑞穂
題字 華雪
アートディレクション・デザイン 長尾敦子

*展覧会
Gallery 176 2016年11月6日〜11月23日
「はたらくことは 生きること—昭和30年前後の高知」写真集出版記念写真展
http://176.photos/exhibitions/161106/
ふげん社 2017年4月11日〜29日(予定)

*応援サイト https://ikirukoto.tumblr.com/
推薦コメント掲載者一覧(2016年9月22日現在)
菊田樹子(インディペンデント・キュレーター)/吉岡さとる(写真家 高知在住)/紅露 拓(湘南写真倶楽部)/岡本明才(沢田マンションギャラリー room38)/フランク・リチャード・チェイス/大日方公男(東京新聞・文化部)/辻山良雄(Title)/五坪侑恵(ジュンク堂書店)/田川怜奈(恵文社一乗寺店)/Nahoko Yamaguchi/横山起也(NPO法人LIFE KNIT)/若井浩子(Books and Modern)/尼崎 マツタケ食堂 松井/橋本佳子(映画プロデューサー )/松谷友美(写真家)/山下 豊(写真家)/木村 準(gallery 176)/平林達也(フォトグラファーズ・ラボラトリー)/平間至(写真家)/松田拓巳(North Lake Cafe & Books)/酒居郁二(bistro192)/ヨシダキミコ(ギャラリー 棚元)/中藤毅彦(写真家)/島田潤一郎(夏葉社代表)/小林紀晴(写真家)/タカザワケンジ(写真評論家、ライター)/華雪(書家)/師岡清高(大阪芸術大学 写真学科 教授)/綾 智佳(The Third Gallery Aya)/名久井伴久(日本写真協会会員)/奥野政司(京都写真クラブ)/佐野誠司(株式会社 on and on)/大澤友貴(写真研究)/堀 瑞穂(フォトエディター)

*写真集専門サイト「shashasha」での紹介ページ
https://www.shashasha.co/jp/book/hataraku-koto-wa-ikiru-koto-work-is-life

▼書評・記事
『東京新聞』 2016年9月4日「アートな本」
「(前略)大人たちは日がな汗まみれで働き、子守や手伝いをする子どもの姿も。そんな暮らしや労働が当たり前だった時代の記録だ。働くことは喜びでも苦役でもあるが、いきることにつながるその姿がまぶしい。」 http://hatoripress.blog.so-net.ne.jp/2016-09-06
『朝日新聞』 2016年9月18日書評
「日曜カメラマンが撮るものといえば、美しい風景や日常のスナップが思い浮かぶ。引き揚げ者からもらったカメラで撮り始めたという90歳の石田榮はしかしし、昭和30年ごろには高知で働く人々を追っている。」  http://www.asahi.com/articles/DA3S12565101.html
高知で暮らす女性たちの応援紙『k+』vol.117 2016年9月22日号 
夏葉社 島田 潤一郎|第6回|読む時間、向き合う時間 http://www.kochinews.co.jp/image/media/k_puls_vol117.pdf
『北海道新聞』 2016年9月25日書評
「ごろんとした石灰岩を荷車に積んで坂道を運ぶ男女や浜で地引き網漁に汗を流す漁師など、いずれも厳しい労働現場にあって笑顔が光る。(中略)作品からは被写体との距離の近さが感じられる。戦時中、特攻隊の整備兵だった撮影者の経験が人へのまなざしに表れているように思う。」  http://hatoripress.blog.so-net.ne.jp/2016-09-28
『しんぶん赤旗』 2016年10月2日書評
「(前略)かつて高知の鉱山や漁村、農村などで撮ったネガから約60年ぶりによみがえった写真です。多くが貧しかった時代、それでも生きる喜びにあふれた笑顔がまぶしい。」 http://hatoripress.blog.so-net.ne.jp/2016-10-05
『朝日新聞』2017年4月25日
91歳、60年前に捉えた働く笑顔 アマ写真家、東京で出版記念展
「高知の地で働く人々を温かくとらえた作品郡は、確かな撮影思想と表現に支えられている。同時に、戦後のアマチュア写真の歩みも物語る。」http://www.asahi.com/articles/DA3S12909725.html
『日本カメラ』2017年6月号[今月のPhoto & People]
「長く写真を続けていると、眠ったままのネガが膨大に残るはずだ。ある時、そこに光が当てられ、貴重な時代の記録であることに気づく。(中略)「引越しの度に家人から(60年前に撮った写真のネガの)処分を迫られたが、本能的に引っ越し荷物に入れてきました」と石田榮さんは言う。‥‥」

『高知新聞』2018年1月7日 著者インタビュー掲載

▼概要
働くことは生きること、
いっしょうけんめい生きること。

戦後まもない高知の鉱山・漁村・農山村で働く人びとのかがやく姿を、鮮やかにとらえたアマチュア写真家の、深い共感のまなざし。

石田榮は、特攻隊を送り出す整備兵をへて、敗戦後、海外引揚者から譲り受けたカメラで写真と出会った。
働いて日々を生き抜くなかで、休みの日、カメラ片手に日曜日でも体を張って働く一次産業の人びとへ会いに通った。
昭和30年前後の5年ほどの間に撮られた写真は、ネガのまま半世紀を超え、人々の笑顔を甦らせる。

[収録テキスト]
私の写真人生  石田榮
切り取られた「昭和」のひとコマ  堀瑞穂(フォトエディター)
白菊──高知海軍航空隊の航空機整備兵として  石田榮

▼プロフィール
石田 榮(いしだ さかえ)
1926(大正15)香川県綾歌郡に生まれる
1940(昭和15)14歳
 株式会社東洋工作所(大阪)において機械見習工
1943(昭和18)17歳
 香川県綾歌郡岡田村立青年学校本科繰上卒業
 佐世保海兵団に入団、海軍航空整備兵
1944(昭和19)18歳
 海軍普通科飛行機整備術練習生終了(102期)
 高知海軍航空隊に所属 以降、出水海軍航空隊、河和海軍航空隊、高知海軍航空隊
1945(昭和20)19歳
 鹿屋海軍航空隊で特攻機を整備し、特攻隊を送り出す
 8月15日 終戦
1947(昭和22)21歳
 協和農機株式会社(高知)勤務
1950(昭和25)24歳
 旧満州の引揚者から「徳国製」の蛇腹式セミイコンタを入手
1951(昭和26)25歳 結婚
1954(昭和29)28歳
 高知の「ソニアフォト」入会
1963(昭和38)37歳
 慶應義塾大学経済学部通信制課程入学
1974(昭和49)48歳
 大阪商工会議所経営指導員
1986(昭和61)60歳
 石田実践経営事務所開設、経営コンサルタント
2012(平成24)86歳
 7月 ニコンサロンbis大阪で個展
2014(平成26)88歳
 4・7月 ニコンサロンbis大阪と新宿で第2・3回目の個展

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