長谷部恭男『憲法の境界』

A5判 上製 176頁
本体価格 3,200円+税
ISBN 978-4-904702-02-4 C3032
2009年7月刊行
装幀 鈴木堯+岩橋香月(タウハウス)
印刷 研究社印刷
製本 牧製本印刷

▼書評・記事
『朝日新聞』2009年10月18日「道徳の思考に訴える“窓口”として」評者・苅部直(日本政治思想史)
『ジュリスト』2011/2/15(No.1416) 評者・中林暁生(東北大学准教授)

▼概要
未完のプロジェクト立憲主義の観点から考察

『比較不能な価値の迷路』『憲法の理性』(共に東京大学出版会)に続く長谷部憲法論文集第3弾。憲法のかかわる重要なテーマ──国境、国籍、主権、違憲審査等──について、憲法学の枠を踏み越えて、深く軽やかに考察する。 2007年と2008年の論考を中心に10本収録。憲法解釈をめぐる様々な議論が展開されるなかで、たえず議論をリードしている著者の最新論文集。

*訂正
本書の内容につきまして訂正がありましたのでお知らせいたします。ご迷惑をおかけしますが、ご参照いただけますようお願いいたします。今後、重版にともなう訂正および訂正予定を随時更新していきます。
憲法の境界 訂正一覧 ★リンク準備中

[主要目次]
はしがき
第Ⅰ部 時間
 第1章 われら日本国民は,国会における代表者を通じて行動し,この憲法を確定する.
第Ⅱ部 空間
 第2章 国境はなぜ,そして,いかに引かれるべきか?
 第3章 人道的介入は道徳的義務か?──『憲法と平和を問いなおす』を問いなおす
第Ⅲ部 人間
 第4章 国籍法違憲判決の思考様式
 第5章 学問の自由と責務──レオ・シュトラウスの「書く技法」に関する覚書
 第6章 法律学から見たリスク
 第7章 私が決める
第Ⅳ部 裁判
 第8章 民事訴訟手続の基本原則と憲法(長谷部由起子)
 第9章 憲法から見た民事訴訟法
 第10章 取材源秘匿と公正な裁判──憲法の視点から

▼プロフィール
長谷部恭男(はせべ やすお)
1956年 広島に生まれる
1979年 東京大学法学部卒業
東京大学教授をへて
現 在 早稲田大学法学学術院教授
[主要著書]
『権力への懐疑──憲法学のメタ理論』(日本評論社、1991)
『テレビの憲法理論──多メディア・多チャンネル時代の放送法制』(弘文堂、1992)
『憲法学のフロンティア』(岩波書店、1999)
『比較不能な価値の迷路──リベラル・デモクラシーの憲法理論』(東京大学出版会、2000)
『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書、2004)
『憲法とは何か』(岩波新書、2006)
『Interactive 憲法』(有斐閣、2006)
『憲法の理性』(東京大学出版会、2006)
『憲法 第4版』(新世社、2008)

▼関連書籍
『憲法入門』(羽鳥書店、2010)
『憲法のimagination』(羽鳥書店、2010)

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