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森まゆみ『路上のポルトレ── 憶いだす人びと』

¥2,420 税込

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四六判 上製 336頁
本体価格2,200円+税
ISBN 978-4-904702-83-3 C0095
2020年11月下旬刊行
編集:南陀楼綾繁
カバー画:有元利夫
ブックデザイン:大西隆介(direction Q)

▶︎概要
忘れ得ぬ人の記憶をたなごころですくい、
そっと温めるように書いておきたい──

地域雑誌『谷中・根津・千駄木』から出発し、評伝をはじめ多彩な活動を続けてきた著者が出会った人びとを回想するエッセイ集成。
作家、思想家、詩人、映画監督、芸人、そして市井に生きる人……。およそ100人が織りなす星座のような人間模様。

▶︎目次
はじめに

Ⅰ  こぼれ落ちる記憶
もう一人のモリマユミ ──西井一夫
朝の電話 ──藤田省三ほか
アメリカのセイゴさん
羽黒洞のおやじさん ──木村東介
ひらひらした指
震災でおもいだしたこと ──吉村昭
衿子さんの家で ──岸田衿子
センチメンタル・ジャーニー ──目賀田先生
狐につままれた話
本郷の畸人のこと ──品川力
「根津の甚八」伝説 
いっそままよのボンカレー ──岡本文弥
大地堂の一筆 ──浅田良助
故郷忘じがたし ──沈壽官
海の切れはし ──森家の人びと
谷中墓地で会った方たち ──萩原延壽ほか
背中を流す
バーの止まり木 ──種村季弘

Ⅱ  町で出会った人
木下順二さんのこと
谷中で戦争を語りつぐ会
弥生町の青木誠さん
町の兄い 岩崎寛彌さんのこと
建築史・門前の小僧 ──村松貞次郎ほか
元倉眞琴さんのこと
宇沢弘文先生の最後の言葉
横浜のお兄さん 北澤猛
サイデンステッカー先生の不忍池
解剖坂のKさん
ゆっくり知りあう ──小林顕一
高田爬虫類研究所 ──高田栄一
やっぱりオモシロイ平岡正明
集まってきた本たち
なくなったお店三つ(泰平軒、鳥ぎん、蛇の目寿司)
母の日によせて
ヤマサキという人 ──山﨑範子

Ⅲ  陰になり ひなたになり
粕谷一希さんの支え
鶴見俊輔さんの遺言
温かい手のやわらかさ ──瀬戸内寂聴師
杉浦明平さんに聞く
風太郎大人との至福の時間 ──山田風太郎
『彷書月刊』のあの頃 ──田村治芳ほか
すゞやかな文人 ──高田宏
倉本四郎の庭
きっとですよ ──大村彦次郎
信濃追分を愛した人 ──近藤富枝
花のような人 ──木村由花

Ⅳ  出会うことの幸福
上を向いて歩こう ──永六輔
活字遊びと恋の転々 ──岡本文弥
吉原に愛された人 ──吉村平吉
自主独立農民 佐藤忠吉
阪神間のお嬢さま ──脇田晴子
河合隼雄長官の冗談
わたしの知ってる矢川澄子さん
黒岩比佐子さんを惜しむ
旅の仕方を教わった人 ──紅山雪夫
古い友だち 佐藤真
同僚教員の村木良彦さん
ゆふいん文化・記録映画祭 ──土本典昭ほか
neoneo坐で会った萩野靖乃さん
松井秀喜選手とちょっとだけ立ち話
ジュリーのいた日々 ──沢田研二
樹木希林さんとの接近遭遇
九代目市川團十郎丈のギャラン
バングラディシュのマクブールさん
北上へ行ったジョン君
中村哲さんのたたずまい
わたしの病気を発見してくれた人 ──原田永之助

おわりに

初出一覧
人名索引

▶︎著者プロフィール
森まゆみ
1954 年東京生まれ。作家。大学卒業後、PR 会社、出版社を経て、1984 年に仲間と地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊、2009 年の終刊まで編集人を務めた。
歴史的建造物の保存活動にも取り組み、日本建築学会文化賞、サントリー地域文化賞を受賞。
『鷗外の坂』で芸術選奨文部大臣新人賞、『「即興詩人」のイタリア』でJTB 紀行文学大賞、『「青鞜」の冒険』で紫式部文学賞を受賞。他の著書に『彰義隊遺聞』『暗い時代の人々』『子規の音』など。

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