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成田亨『成田亨作品集』

¥5,500 税込

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https://www.hatorishoten.co.jp/items/48111660

B5判変型 並製 400頁(カラー312頁)
本体価格 5,000円+税
ISBN 978-4-904702-46-8 C1071
2014年7月刊行
装丁・デザイン 大西隆介(direction Q) 
レイアウト 山口潤(direction Q)

印刷 山田写真製版所
製本 渋谷文泉閣

*当サイトでご購入の方には、特典「ヒューマンサイン[復刻版]」(展覧会時の特典)をお付けします。

▼書評・記事
『毎日新聞』2014年9月21日
「「ウルトラマン」など特撮作品のデザインや美術を手がけた著者の集大成」

『読売新聞』2014年9月28日書評
「ウルトラマンやその怪獣をデザインしたことで知られる成田亨。本書は、そのデザイン原画だけでなく、特撮美術、彫刻、絵画まで、氏の全活動にわたる全515点を収録した決定版作品集だ(後略)」(評・青木淳)

『朝日新聞』2015年2月15日書評
「成田亨──という名前になじみがなくても、〈ウルトラマン〉〈カネゴン〉〈バルタン星人〉と聞けば、「ああウルトラ怪獣!」とすぐに思い出せるだろう。(そう、彼こそは、ウルトラマンやウルトラセブン、そしてウルトラ怪獣たちの生みの親。伝説の怪獣デザイナー、いや、「アーティスト」である。(後略)」(評・原田マハ)

▼概要
決定版作品集!
ウルトラ、マイティジャック、ヒューマン、バンキッドから、モンスター大図鑑、特撮美術、後年の絵画・彫刻まで。未発表作品、実現しなかった幻の企画案も含む、全515点一挙収録。

成田亨の仕事は、「芸術って何だ」という根源的な問いに肉薄する!
   ── 村上隆(アーティスト)

「成田亨 美術/特撮/怪獣」展 オフィシャル・カタログ
(展示700点のうち、515点を収録)
富山県立近代美術館 2014年7月19日~8月31日
福岡市美術館  2015年1月6日~2月11日
青森県立美術館 2015年4月11日~5月31日

[寄稿]
椹木野衣(美術批評家) 「成田亨という特異点──彫刻と閃光のはざまで」
三木敬介(富山県立近代美術館学芸員) 「〈彫刻〉と〈怪獣〉の越境者・成田亨」
山口洋三(福岡市美術館学芸員) 「四次元空間の中の仮想の彫刻(=未来の美術?)」
工藤健志(青森県立美術館学芸員) 「成田亨が残したもの」「試論 成田亨と鬼、あるいは〈芸能〉を継ぐ者」
田中聡(映像作家) 「他界の扉」

[目次]
成田亨プロフィール
成田亨のこと  成田流里
感謝の言葉  成田カイリ
序にかえて──「成田亨 美術/特撮/怪獣」展の開催に至る、およそ15年の経緯  工藤健志

成田亨という特異点──彫刻と閃光のはざまで  椹木野衣
成田亨が残したもの  工藤健志

1 |初期作品 1950-60年代
2 |ウルトラ 1965-67年
   2-1|ウルトラQ
    特撮美術の作業  成田 亨
   2-2|ウルトラマン
    ウルトラマンの頃  成田 亨
    メカニズム・デザインについて  成田 亨
   2-3|ウルトラセブン
3 |マイティジャック 1968年
4 |ヒューマン 1972年
    ヒューマン怪獣──風船獣の闘い  成田 亨
5 |バンキッド 1976年
6 |マヤラー/ Uジン 実現しなかった企画案1 1970-80年代
7 |未発表怪獣 1984-87年頃
    天空獣のデザインの発想  成田 亨
8 |モンスター大図鑑 1985-86年
9 |日本・東洋のモンスター 1980-90年代
10| MU /ネクスト 実現しなかった企画案2 1989年+1990年代
11|1970-90年代の絵画・彫刻
    阿部合成先生の思い出  成田 亨
12|特撮美術
    原爆を撮る  成田 亨

〈彫刻〉と〈怪獣〉の越境者・成田亨  三木敬介
四次元空間の中の仮想の彫刻(=未来の美術?)  山口洋三
試論 成田亨と鬼、あるいは「芸能」を継ぐ者  工藤健志
他界の扉  田中 聡

成田亨 略年譜
成田亨 著作物および関連文献目録
作品一覧

▼プロフィール
成田 亨(なりた とおる)
1929(昭和4)
9月3日神戸市に生まれる。1930年4月青森県に転居後、囲炉裏の炭をつかんで左手火傷。小中学校時代を再び兵庫県で過ごし、空襲に遭遇。青森県で終戦を迎える。県立青森高等学校卒業後、画家・阿部合成、彫刻家・小坂圭二の指導を受ける。
1950(昭和25)
武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)西洋画科入学。3年次に彫刻科に転科し清水多嘉示に師事。
1954(昭和29)
アルバイトで東宝映画「ゴジラ」の撮影現場の手伝いをしたことをきっかけに、映画美術の世界に入り、彫刻家として新制作展(1955[昭和30]年の第19回展から1971[昭和46]年の第35回展まで)に出品を続けながら、映画の特撮シーンを数多く手がける。
1960(昭和35)
東映で特撮美術監督。1962(昭和37)年第26回新制作展で《八咫》が新作家賞受賞、協友となる。
1965(昭和40)
円谷特技プロダクションと契約、「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「マイティジャック」の怪獣、宇宙人、メカニックのデザインのほか、特技全般を手がける。
1968(昭和43)
円谷プロを離れる。以後、ディスプレイデザイン、舞台、テレビ、映画の特撮を数多く担当。
1969(昭和44)
(株)モ・ブルを設立。
1970(昭和45)
日本万国博覧会の岡本太郎作《太陽の塔》の内部に《生命の樹》をデザイン。
1972(昭和47)
「突撃 ! ヒューマン !!」のキャラクターデザイン他特技全般を担当。
1983(昭和58)
六本木アネックスで個展。朝日ソノラマより画集出版。
1990(平成2)
京都府大江町(現・福知山市)に《鬼モニュメント》を制作。
1991(平成3)
東京・銀座に「ギャラリー宇輪」開設(1992年まで)。
1994(平成6)
北上市立鬼の館のためにレリーフ《鬼幻影》を制作。
1996(平成8)
フィルムアート社より『特撮と怪獣 わが造形美術』、『特撮美術』刊行。
1999(平成11)
水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された椹木野衣企画の「日本ゼロ年」に出品。同年青森県が、ウルトラ関係のデザイン原画189点を購入。2006(平成18)年開館の青森県立美術館の所蔵品となった。
2002(平成14)
2月26日、多発性脳梗塞のため永眠。享年72歳。

2014年7月19日 初版
2014年9月10日 第2刷

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